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Q&A03:ベネチアンチェーンの4面カットと8面カットの違いはありますか?

ベネチアンチェーン拡大

以前にお問い合わせがありました、ベネチアン:ネックレスチェーンについての質問です。

ベネチアンチェーンの4カットと8カットの違いはありますか?ちなみに8面カットとは実際どういうカットなのでしょうか?」

スターネックレスにて取り扱っているベネチアンは全て8面カットなので、4面について深く考えることがなかったのですがお客様からのお問い合わせで調べてみました。

 

まず、4面に対しての知識がなかったので工場で連絡。

自分「ベネチアンの4面カットと8面カットは一般的にどのように違うのですか?」

担当者「4面カットですか? 普段取り扱ってないのでわからないですね。」
   「ステンレスや真鍮のチェーンには4面があるのかもしれないです。」

自分「そうですよね、僕もシルバーやステンレスなどプラチナ・ゴールド以外のイメージがありました。」

担当者「工場ではベネチアンの輝きを出すためにすべて8面カットしていますので、工程を少なくする目的もあると思います。」
   「マシーンチェーンと言えどもほとんどの工程で職人がかかわっていますのでやはり工程が多くなると工賃も高くなります。」

自分「わかりました、手元にあるベネチアンチェーンを調べてみます。ありがとうございました。」

とりあえず ベネチアンチェーンを拡大してみました!

ベネチアン4面8面
拡大してみると、写真上の細身のチェーンだけ形が違うのがわかります。ちょっと違いますが昔七夕の時につくった飾りに似ています。輪を繋ぎ合わせたイメージですね。

写真下の二つはともに、角が磨かれて面が出来上がっています。特に右下の写真が見やすいと思いますが、一番広い面の周りは段になっていて四隅に小さい面があります。

左下の写真は小さくて見えにくいですがこちらも同じく角が磨かれて小さな面が出来上がっているのが確認できます。

4面と8面をイラストにしてみると

ベネチアン4面8面のイラスト

簡単で申し訳ないですが、4面と8面をシンプルなイラストにしてみました。ベネチアンチェーンは四角形のパーツをそれぞれ90°向きを変えながらつなぎ合わせて作ります。

この繋ぎ方はチェーンの中でもっともベーシックな方法になります。

次に8面と4面の違いですが、4面は一枚の板をそのまま四角に折りたたんで1つのパーツにします。よって4つの面しか出来上がらないので4面カットと呼ばれます。

8面については4面の隅を磨いて小さな面を作ることで、横から見た場合8つの面が出来上がっています。したがって8面カットと呼ばれるようです。

 

 

 

最後にベネチアンチェーンを並べて拡大してみました!

上から 0.5mm 0.7mm 1.0mm 1.4mm のベネチアンチェーン。ベネチアンチェーン拡大

0.5mmは4面、それ以外はすべて8面カットのベネチアンチェーンです。肉眼では0.5mmと0.7mmのチェーンを並べても4面か8面かはわかりずらいですが、やはり並べて比べてみると8面カットのベネチアンチェーンはフォルムも輝きも綺麗です。

貴金属(プラチナ&ゴールド)のチェーンでは4面カットのベネチアンはほどんど流通していなくて、8面カットのベネチアンが一般的であると再確認できました。「ベネチアンはもっとも人気のある定番のネックレスチェーン」女性は0.8~1.0mm、男性は1.2~1.4mm幅の物が一番よく売れています。

知っているつもりでも違いを聞かれるとはっきり答えられない事って多いですよね、普段当たり前のように扱っているベネチアンチェーンでしたが今回もお客様からの質問で勉強になりました。

ネックレスチェーンにつきましてわからない、聞きたいことがありましたらお気軽にお問い合わせください。

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